【イ軍編2222】全他球団に自分専用リリーフを用意されるミスタープロ野球二世
走攻守三拍子リトルリーグ並の実力にも関わらず、球界に隠然とした影響力を保持する「ミスタープロ野球」の隠し子である事から、忖度だけで現役生活を生き永らえている最弱イ軍のサードベースマン、魅沢。
そんな魅沢であるが、交流戦で対戦するパリーグ球団を含む他11チームに、魅沢専用のリリーフを準備されていたものである。
「フッ、どこの球団もミーの実力を異常警戒し過ぎなんですよね。ただ、各球団の“魅沢殺し”、相当研究してると見えて、我が猛打を打率2割に抑えてやがる。こうやって最強打者に束になって対策する事で、技術的発展が促されて行くんですわ。リリーフの雇用も産んでるし、自分が球界を牽引するトップランナー過ぎて怖い(うっとり震え声)」
と、どこまでも勘違いが止まらぬ魅沢であったが、某球団の魅沢殺しがお小遣いと引き換えにマスゴミに明かした真相には、誰もが失笑不可避に追い込まれたのであった。
「は? キラー? じゃないよワイは。魅沢に何とかしてヒット打たせるようにガバ球投げる、忖度リリーフやねん。どこの球団もミスターのご機嫌取るのに必死やからなあ。ワイみたいなのが一人はおるみたいやね。打率2割に抑えてる? いやいや、魅沢の通算打率見てみんさい、1割5分やから、こちとら相当頑張って打たせとるんやで!(震え声)」




