【イ軍編2202】超必達4ヶ年育成計画
大卒選手ながら、走攻守共にリトルリーグ並。しかし、パッパが「ミスタープロ野球」であるが為に、周囲が忖度しまくり、小学校から野球強豪校に進学。その実力とは大幅に乖離し、凄い選手という事になってしまっている、最弱イ軍のサードベースマン魅沢。
そんな魅沢がイ軍に入団した際、首脳陣の間で魅沢の育成プランについて激論が交わされ、「4ヵ年計画」が策定されたのであった。
「これはアレやろ、ゴジラ松井の『四番1000日構想』とか、そういう類のもんやろ。ワイ程の大器には長期計画での育成が必須というワケなんやね。というか4年もかからずに、主砲になっちまうけどな。いや、ていうか入団即四番も全然こなせるやろ(うっとり震え声)」
てな感じで魅沢本人は恐ろしく勘違いをカマしたのであったが、真相は以下のような内容だったのである――(4ヵ年計画制定当時のイ軍上層部の感想戦より)
「実力ゼロなのに、本社がミスターに忖度して億単位の年俸だからなあ」
「4年の間に、『野球はやり尽くした。本当にやりたい事が見つかった』みたいな方向に持ってって、何としても引退させるんや(震え声)」




