表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
3018/5133

【イ軍編2194】「マウンドの詐欺師」、若きエースを爆アゲしまくる

「相原なあ、若いのに大したモンだよ。普通はあれだけ打てない守れないで足引っ張られたら、野球辞めるレベルで気持ち切れるけどな。それでも新球マスターしたりフォーム変えてみたり、まあとにかく色んな事やってるわな。超一流の技術持ってるのに、未だに三流の俺にアドバイス求めたりして、見上げた貪欲さだよ。俺があいつの歳の頃は、何も考えずに若さに任せてテキトーに投げてたもんだが…。だから蓄積が無くてなあ、20年近く先発ローテで投げ続けてんのに、100勝出来てないんだよ。年平均5勝も出来ない、哀れなロートルなのよ俺なんて…。まあ棺桶に片足突っ込んで引退5秒前の俺の事はどうでもいい、とにかく相原、相原よ。セリーグで優勝狙うには、いかに奴を攻略するかに掛かってんじゃないかな。イ軍戦で差をつけるのは、もうそこしかないからな。ある意味、セリーグを左右する存在だわな。他を捨ててでも、奴に集中したチームがセリーグを制するだろうな…。とにかく凄え奴だよ」

 てな感じの「マウンドの詐欺師」こと最弱イ軍の二番手先発神崎による自分への爆アゲに対して、当の本人である相原は、実に嫌そうに抗議したものである。

「またそんな思ってもない事並べ立てて…。神崎さん、あんたの魂胆はバレバレですよ。他球団のマークをこっちに集中させて、隙を突いて勝とうってんでしょ。全く、野手だけじゃなくて投手にも敵がいるんだから、たまったモンじゃねえよなあ…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ