【イ軍編2172】おサボり常習ナイン×運動させる為のとんち=ローリング経済
お薬(意味深)、八百長、違法用具など数多の疑惑を軸に、悪評が悪評を呼び、プロ野球界の枠を超えて社会的なヒールとして闇成長してしまった「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。
「今はコンプラだ何だウルセーからな、地域を騙くらかして――――いや、貢献して、善玉イ軍として社会復帰ッ! 復帰ッ! 復帰ッッッッ!!!!」
と、新球団社長が音頭を取り、球場近くのゴミ拾いを選手に課したのであった。
球団が通行人のエキストラとして顔面偏差値55以上のナオンをマネーパワーで取り揃えた事もあって、戦犯系ベテランズも一応は作業に全員参加。
「何か久々に体動かしたなあ…もう今日は練習中止でええやろ(普段からおサボってるけど)」
という戦犯系ベテランズの呟きに、ファンが敏感に反応。
「これや! 連中が体を動かす場面はここしかないんやから、効果を最大限に出来る状況をこっちで作ったるねん!」
からの、ゴミ拾いで足腰を鍛えさすべく、ファンの有志が球場周辺に大量にゴミをばら撒いたものである。これに呼応して、
「いやあ、こんなに量出来ないよ。やる気スイッチが壊れました(すぐ壊れる模様)」
「まんどくさいの~。こういう単純作業は金の力で解決する主義やから…」
てな感じでイ軍ナインは影武者に作業代行させる形で外注。新コロ禍で止まった経済をちょっと廻したという、ホロリええ話オチが付いたのであった。




