【イ軍編2164】100球肩ゼロ人投手陣
「投手は先発完投してナンボッ! 100球肩野郎はネットの海に晒し上げじゃあッ! 野球観はクラシカルやが、公開処刑方法は最新鋭ワイ、これが伝統を守りつつ時代に合わせる最強スタイル(うっとり震え声)」
てな感じで、かつての300勝投手米村が、近年のリリーフ全盛野球に物申す感じで、各球団のすぐ降板したがり先発投手をネットで名指しで滅多切り。俎上に載せられた投手、そして最先端を行く野球オタが米村を全力でディスりまくり、大論争となったのであるが、その中で、一人も名前を挙げられていない球団があった。「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍である。
「ヨネさんはよう分かっとる。ワイらは球史に残る鉄腕揃いやからな。100球肩とかありえない。毎度数十球でリリーフ送られるのは、野球を面白くする為のエイリアンの陰謀だから…(錯乱震え声)」
「敢えて完投してないって、いつから気付いてた? さすが、300勝投手の目は誤魔化せないぜ(言ってみたかっただけ)」
等々、アクロバティック勘違いに花が咲くイ軍爆炎投手陣であったが、
「マネー貰ってイ軍はディス対象から外したんでっか?」
という、汚れ系週刊誌の火の玉ストレートを喰らった米村が、カウンターで繰り出した頭部直撃ピッチャライナーみたいなコメントに、誰もが失笑不可避に陥ったのであった。
「イ軍は相原神崎以外、いつ誰が投げてもガバボールだから、100球肩ってレベルじゃねーぞ!? って意味で外したんや。仮に加えるにしても、ほぼ全員で人数多過ぎるし面倒やしな。敢えて言うなら、最初からどうしようもない、0球肩っちゅうところやねん(震え声)」




