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【イ軍編2117】野球賭博で大不人気ぐう聖選手がここにいる
常に八百長、野球賭博の噂が絶えない「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。実際は弱過ぎて調整が利かず、選手が参加するという意味では完全にシロ。なのであるが、「奴らを材料にするのは野球オタとしての良心が痛まない」として、裏賭場の各種の成績予測系では、何だかんだ結構人気があったものである。
そんな中で、「ミスタープロ野球の隠し子」こと魅沢だけは、集めたヘイトの量に比例せず、あまり賭博が盛り上がらないのであった。
「そらそうよ、ジャスティスの権化ワイだけに、悪者も賭けの対象にするのに気が引けるんやろ。からの改心ラッシュで、日本の夜明けは近いぜよ(うっとり震え声)」
等と悦&勘違いに歯止めがかからない魅沢であったが、賭場で彼奴に人気が無い理由は、完全にテクニカルな点に於いてだったのである。
「――魅沢は、他球団の首脳陣の顏ぶれである程度数字が読めてしまんや。対戦球団の監督や投手コーチがミスター(魅沢パッパ)と繋がりの強さで、忖度ヒット、忖度ムランをどんだけ打たせてくれるか、過去の実績から割り出せちまうからな」




