【イ軍編2115】無限増殖ファミリー犯罪史
最弱イ軍でほぼ唯一他球団と渡り合える実力を持つエース左腕相原。打てない守れないのガバ野手陣に足を引っ張られまくり、勝ち星が伸びない事を理由に球団から難癖を付けられ、毎年泥沼の年俸闘争を繰り広げているものの、6年目にして1億到達が確実視されていたものである。
だが、光あるところ、また影あり。
相原の評価が高まる一方、オフのタイミングで、両親を始めとした親族の醜聞が必ず暴かれ、毎年の恒例行事化していたのであった。曰く、お薬(意味深)、賭博を筆頭に、ヤバめの犯罪歴製造機――。
実際、相原本人が何も語らず、真相は闇の中なのであるが、これはある意味球団の温情と言えぬでもない措置なのであった。以下、相原本人と当件の協力者であるイ軍「パネマジ広報」白井の感想戦――。
「いやあ、やっぱ本職の小説家にネタ作ってもらうと、ガチ迫真度違いますわ。これはホント名乗り出るの勇気要りますよ」
「ユーもなかなかのワルよの~。パッパ&マッマヘイトからの、金目当てでの登場抑制、知らない親族からのマネー欲しい欲しいコールバスター作戦ようやるわ」
「ていうか、ただでさえチームの野手にガンギレからのガチバトルなのに、親族とまでファイトしてちゃ持ちませんからね(震え声)」




