【イ軍編2113】他球団がスパイしてでも対策を取ってくる「ミスターの隠し子」
最弱イ軍で三番サードベースマンを張る「ミスターの隠し子」こと、ミスタープロ野球の隠し子(なお自分からアピールしている模様)こと魅沢。打撃・守備・走塁と全ての能力がリトルリーグ以上高校野球未満のとんでもない逸材であったが、未だプロ野球に隠然たる影響力を残しているミスターに忖度した対戦チームがたまに打たせてくれる事もあって、何だかんだでイ軍レベルでは戦力になってしまっていたものである。
ところが、そのイ軍で、魅沢の打撃フォーム解析、得意不得意等の機密データが流出してしまうとかいう事件が発生。
「ほら~、やっぱりワイ異常警戒されてた~。ユーたち親の七光がどうこう言うけど、その一億倍はこうやってマークされとるんやで。それがなかったらとっくに三冠王10回ぐらい獲ってるっつーの(なおプロ7年目)」
と、ここぞとばかりにウザ主張を繰り返す魅沢であったが、お小遣いを掴まされた関係者が漏らした真相に、誰もが無限失笑不可避に叩き込まれたのであった。
「いやあ、対戦球団がどこも苦労してるのは事実。魅沢は年々ゲー廃(ゲーム廃人)化が進んでコンディションが暴落してるから、忖度ヒット打たせるのも一苦労なのよ。それで『絶対に打てる得意コース』を掴むべく、今回の流出事件が起こっちまったんや(震え声)」




