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【イ軍編2109】「監督は試合を投げている」敗退行為疑惑
今季も引き分けを挟んだ開幕9連敗からの勝率2割行進で、とんでもない黒星量産態勢に突入している「セ界の貯金箱(他球団的な意味で)」こと最弱イ軍。そんな状況で、解任5秒前と噂される監督の木下に、敗退行為疑惑が浮上したものである。
「ちょ、待てよ! こちとらリトルリーグ未満の戦力をやり繰りして、必死こいて勝とうとしてるっつーの! まあ密かに再就職活動の疲れで若干ベンチでおねんね――いや、あれはイメージトレーニングしてるだけだから…(震え声)」
と、怒りの猛反論を繰り出した木下を、あわよくば年俸を値切って馘首したいイ軍が徹底調査。最終的には完全なシロという事でケリがついたのであるが、調査の過程で明らかになった疑惑の発生源に、誰もが涙不可避に陥ったのであった。以下、報告資料より抜粋――。
「――木下監督は形態模写のジェスチャー大好きマンであるが故に、審判にリリーフを告げる際、当該選手の投球モーションを繰り出していた。それが『試合を投げてる』と一部のガンギレファンに誤解されたのであった」




