【イ軍編2098】ゑろは力なり
彗星のごとくサ軍に登場した若手スピードスター一文字。打率は低いものの、セーフティバントを決めてからの二盗、三盗で実質長打連発を実現しており、特に内野の要である草加部を過労による故障で欠いた最弱イ軍にとっては、先様の内野安打量産所と化してしまい、対策が急務となってものである。
「野郎はまだ20歳のヤングな上に、週6態勢でなかなかの性欲旺盛ニキらしいやんけ! もう直球でそこを突くしかねーやろ!!!!」
という新球団社長の指令により、内野安打はともかくとして盗塁を防ぐべく、二塁・三塁線の直線上の客席に、一文字の好みのタイプのナオン(野球名鑑調べ)を配置し、パ〇チラ他ちょっとエロいムーヴをさせたのであった。
果たして、一文字の若く強力な性欲を刺激する事でボディのビビッドな反応を誘発し、塁間での空気抵抗(意味深)強化により、スピードダウンに成功――したはいいものの、二塁ブリ、遊撃諸橋、三塁魅沢らが、野生の勘でエロパワーを嗅ぎ付け、その度に後ろを向いてしまい、送球を逸らす形となって無事死亡。
内野の左半分を事実上の盗塁フリーパスエリアにする事に成功してしまい、何もやらない方が余程マシだったとかいう、ピンク系ブーメランボールが完成してしまったのであった。




