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【イ軍編2092】超高性能AIに観客ホログラムを作らせたところ、
「無観客試合だろうが、最高に盛り上げてやるッ! 究極のAI観客をお見せしますよ(震え声)」
てな感じで、台湾野球の観客人形に煽られた「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍の新球団社長が、古今東西、あらゆる野球、及び関連TV番組からデータを集めまくり、「ビッグデータ活用に自信ニキ」をアピールすべく立ち上がったものである。
だが、新球団社長がAIに対して、
「この新コロ時代やからなあ。そらプロ野球の使命ゆうたら、観てる皆をスマイル満開にする事やろ」
という指示を出してしまった為、実戦初投入された試合で、とんでもない悲劇が発生。
AIが「一番見てる人間が笑顔になった試合」を忠実に実行したところ、TVで再放送されまくった、某球場で流しソーメンをしていたという、伝説の観客がホログラムで再現。開幕初戦で実際客は爆笑したものの、球史に残る大失策という事で球団社長自身は顔面ブルーレイからの無事死亡するとかいう、職業生命を賭した超特大ブーメランボールが完成してしまったのである。




