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【イ軍編2045】フィールド・オブ・ナイトメア
「畑か何かに球場作ってな、名選手召喚してからの優勝やねん!!!!」
ていう映画フィールドオブドリームスの影響をド直球で受けた新球団社長が、突貫で某田舎県に自前球場を設立。自軍の霊能者兼野球選手宜保愛甲に、最も野球を愛する系のかつての名選手を召喚させたものである。
「よしゃ!これで5位争い待った無しや!」
と喜んだのも束の間、野球は愛するが現役時に金銭的待遇に不満ニキ選手霊が集結してしまった事で、お供物やらの金銭的闘争が難航オブ難航。結局豪華な墓をつくる事で折り合いがついたものの、完成した瞬間に成仏してしまい無事昇天。大金かけて呼び出したものの1試合も出場せずに終わるとかいう、球場を作った事で地方創生にちょっとだけ貢献して終了。風のように解雇された新球団社長の生霊を見たというエピソードが、新たなる心霊スポットに花を添えただけという、一服の清涼剤的なオチがついたのであった。




