2841/5134
【イ軍編2043】最恐の練習相手
延期に次ぐ延期を経て、ようやく開幕した日本プロ野球。
そんな中で、優勝大本命と目されていたセリーグのマ軍が、選手がコンディション調整に失敗したものか、まさかの低迷。改めてファッ殺ナの機運が高まると同時に、変則シーズンの難しさが浮き彫りになったものである。そして、そんなマ軍の低迷が、練習試合を組んだ数が一番多い(近所だから)最弱イ軍が原因だったという事実が、野球オタの解析で明らかになったのであった。
「フッ、練習試合で本気出し過ぎて、マ軍の連中の自信を打ち砕き過ぎたのかもな」
「エキサイティング・セ! セリーグの混沌を演出せしワイら(ドヤァ)」
と、絶好調(意味深)勘違GUYと化したイ軍戦犯系ベテランズであったが、やっぱりそこにはイ軍ならではの真相が存在していたのであった。以下、前述の野球オタの解析より抜粋――。
「イ軍との練習試合を多く組んだマ軍打線が、爆炎投手陣から打ちまくりの走りまくりで、本番に入る前に疲れてしまっていた。その疲労が原因で、シーズン本番、動きが鈍くなってしまったのです」




