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【城戸編430】これがプロの心意気! こちとらアマチュアじゃねえんだ
省エネの鬼、おサボりの魔術師として体力温存に自信ニキ、最弱イ軍の「40億の凡打製造機」こと城戸であったが、今回の右手首に死球を受けての骨折(実は対戦ゲームで負けた腹いせにコントローラー投げ→跳ね返ったダメージによる)は、さすがに寄る年波(42歳)のせいか回復に時間がかかり、シーズン中の復帰まで、3ヶ月を要してしまったものである。
果たして復帰試合、久々の実戦で、新鋭長森が三振に倒れた姿を見た城戸は、何か複雑な表情をしていたのであった。
「ぶっちゃけ、打つなって思ったわ」
これは「味方の失敗を喜ぶようになったらもう潮時」と引退を決意したノムさんルートか!? と、ベンチはにわかに活気付いたのであるが、城戸が続けた二の句に冷や水ぶっかけられてしまったのであった。
「まだこの気持ちがあるうちは、個人事業主としてやってけるで! 10年契約全う、延長交渉も確定や!」




