【イ軍編2009】球界マネーバランスを保ちし者
この数年、プロ野球団で新人と契約する際、ある条項を加える事で契約金が抑えられている――。そんな怪情報が、球界を駆け巡ったものである。
「遂にやきうの終わりが始まったのお。上がり過ぎた人件費のツケを若者に廻す構造は、どこも一緒やで(確信)」
「単に裏金が活発化しただけなんじゃないの(震え声)」
等々、様々な憶測が飛んだのであるが、この件について、最弱イ軍が密接に関わっているという事実が、追跡取材によって明らかになったのである。
「そらそうよ、真のベースボーラー&エンターテイナーでえあるワイら基準で行けば、新人なんかどんなに有望が年俸300万でも高いぐらいやで」
等と、ワケの分からない妄想垂れ流し製造機と化したイ軍ナインであったが、やっぱりそこにはイ軍ならではのオチが存在しているのであった。以下、取材に当たったマスゴミ記者の証言――。
「新人連中がな、イ軍のあまりの評判の悪さに、『イ軍にはトレードしないでどうぞ』ていう内容のノートレード条項を要求するケースが激増しとるんや。それを呑む代わりに、ちょっと年俸が下がるという現象なんやね(震え声)」




