【イ軍編2001】オカルト・ボール2号
「打てる外人? うーん、心霊繋がりでおる事はおるけど、ガチな奴やからなあ…。それで良ければ紹介しますで。後どうなっても知らんけど(震え声)」
という、霊能者兼野球選手である宜保愛甲の紹介で、最弱イ軍に加入したセクスト。宜保愛甲の紹介通り、広角に打ち分けるシュアーなバッティングはガチだったのであるが、霊力の方はそれ以上。霊的にノンケなイ軍ナインですらバリバリに本来は見えない筈の何かが見えてしまったり、音はバンバン鳴るし、物は動きまくるわで、結構シャレにならない事態になっていたものである。
「久々の特ダネや! 全然野球に関係ないけど、決定的瞬間撮ったるで~ッ!」
と、マスゴミが集中した事で、悲劇は起こった。
「アカンて! 霊保険入っとらんのやから!!!!」
と、宜保愛甲が悲鳴を上げる中、セクストを狙ったマスゴミ連中の高額カメラがガンガンに割れまくり。
「ウン、ワイの霊のせい」
てな感じで本人があっさり認めたのはいいものの、契約の隙を悪徳代理人に付かれて全部イ軍持ちとなってしまい無事死亡。更には紹介料ウン十万円をゲットした宜保愛甲にも一部弁償金が廻ってきてしまい、シクストも風のように解雇されてしまうL0SE-LOSE-LOSEの三軸の敗北がガンギマリしてしまったのであった。




