【イ軍編1982】「ワイらがエレベーターを育てた」
セリーグのマ軍が年何回かホーム戦として使用する、某地方球場。施設の老朽化に加え、ベンチから駐車場まで階段100段とかいう謎仕様で、当地の高校野球界等、使用者的には非常に難儀していたものである。
そんな折、マ軍が出資して、階段をエスカレーターもしくはエレベーターに改築するという事案が決定。金を使わずに課題解決した自治体は大いに喜んだのであるが、今回の企画の真の原因は、最弱イ軍ナインにあるという怪情報が球界を駆け巡ったのであった。
「そらそうよ、ワイらクラスになると、球場まで勝手に新しくなっちゃうから…」
「俺ら+新設備で映えまくり不可避。1枚1000円で撮影OKやで」
等と例によって例によるお花畑モードに突入したイ軍戦犯系ベテランズだったが、まさに彼奴等の功績と言えぬのでもないのであった。以下、今回企画の際に使用されたマ軍球団プレゼン資料より抜粋――。
「――〇〇球場でイ軍と試合する際、階段100段で勝利要因(マ軍の)戦犯系ベテランズが疲れてしまい、早々に途中交代してしまう。勝ち星を確実に計算するには、エレベーターもしくはエスカレーター新設による環境整備が必須なのです(確信)」




