2756/5134
【神崎編】歩く違法投球 誕生物語 2/4
その後、神崎の猛アプローチで神崎×浜井のカップル成立。当時、神崎が兵庫のサ軍寮に住んでいた為、プチ遠距離での交際となったものである。
おっとりとした浜井ではあったが、務める企業は某有名巨大商社。
「あたしはバリキャリじゃないよ~」
と、ふわふわした笑みを浮かべる浜井であったが、恐ろしく仕事が忙しいとの事で、会えるのは、基本、神崎が名古屋遠征した際に限られていた。二軍に落ちるとその機会すら消滅するので、この時期、神崎は人生で最も野球に全力投球していたものである。
後年、神崎が特に覚えているのが、浜井の車の免許証である。
「やだ~、全然変な感じになっちゃったよ~」
と、言ったそれは、誰がどう見ても美人に写っている、顔面高偏差値ナオンあるあるトークだったのであった、思えばその時点で既にアウトだったのである。




