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【イ軍編1970】天空ボール
「球界の盟主」こと最強バ軍が、本拠地であるネオ東京ドーム試合中で、天井の開閉イベントを決定。
「やっぱ野球は青空&星空の下でやれってね」
を合言葉に、ランダムで無駄に開けたり閉めたりを繰り返す――――という触れ込みであったが、実はこれ、特定の条件でしか実施しない裏ルールが存在していたのである。
「最弱イ軍の爆炎投手陣は、風神雷神(※被本塁打世界記録コンビ)を筆頭に球が飛び過ぎて(球質撃軽)、天井直撃弾大杉でマジ修理費ヤバいから…ドーム開けて一旦逃がしてやらんと、財政的にピンチなんやね(震え声)」
という切実な理由からの試みであったが、部分的には成功、しかし、
「ドームの天井空いてるとスースーする。違和感有り過ぎィ!」
と、動揺したイ軍爆炎投手陣がいつも以上に球が上ずり無事死亡。ドームから飛び出た打球がピンポイントで外の駐車場の高級車に直撃し弁償不可避、何もやらなかった方が金はかからなかったとかいう天空のブーメランボールが完成したのであった。




