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【イ軍編1963】ブルペン攪乱大勝利作戦
ここ3試合連続完封と、完全にゾーン入りした最弱イ軍のエース、相原。この相原を何とか早めにマウンドから引きずり降ろそうと、イ軍程ではないがスパイ野球のサ軍が暗躍。ブルペン電話にイ軍監督の声真似で指令を出してリリーフをマウンドに向かわせ相原のペースを乱す、そしてあわよくば、どさくさに紛れて降板まで持ち込みたい算段なのであった。
果たして、次回のサ軍戦。この日も相原は6回59球無失点と省エネ投法で絶好調を維持。ここが勝負の賭けどころと、サ軍スパイ部が
「オレだよオレ!監督の佐村だよ!相原がマメ潰したから(当然ウソ)、リリーフ風神(被本塁打世界記録保持者)や!!!!」
と、必殺の成り済まし電話を投入したのであるが、ブルペンからは誰も出てこず、相原が自分で挙げた犠飛の一点を守り切ってイ軍の完封勝利で終了。サ軍スパイ部が、自分の作戦に酔いまくっている陰で、イ軍の監督-選手間の仲が成績不振の責任擦り付け合いで最悪オブ最悪、選手が監督の言う事ガン無視になっている状況を把握していなかったのが敗因なのであった。




