【イ軍編1951】若手の結婚式でジェントルメンと化した戦犯系ベテランズ
最弱イ軍の高卒3年目内野手真瀬が、出来ちゃった婚で12月に挙式。
その席で、「40億の不良債権」城戸、「北の火薬庫」チョ・マテヨら、イ軍の戦犯系ベテランズもお呼ばれしたのであるが、相手方の「式を煽られてぶち壊されるのではないか」「ゲームばっかやってイライラ製造機になるのではないか」という杞憂は、しかし杞憂のままで終わったのである。イ軍ナインは非常ににこやかかつ常識的な振る舞いに終始し、何ならちょっと株が上がってすらいたのであった。
「やっぱ人間、実際会ってみんと分からんもんやの~」
「この流れならイケる、親族ワンチャン援助(意味深)頼めそう(確信)ファミリー(アピール)」
等々、その裏で、新郎の真瀬が、出席者に頭を下げつつ今日の出演料を渡していたのである。
「いや~今日はホントありがとうございました。さすがプロの代行屋さんは違いますね~。外見もばっちり本物に寄せてもらって、アリシャスアリシャス~。変装代も報酬に追加させてもらってますんで、また何かの時にはよろしくオナシャス!」
そう、真瀬は相手の親族ウケを重視し、イ軍戦犯系ベテランズの本物は呼ばず、薄給の中からニセモノを調達してこの場を乗り切ったのであった。




