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【イ軍編1943】ザ・イケボイシーズ
「最弱イ軍ナインの声が渋くてやたらいい。ビジュアルさえ見なければマジイケボ」
という都市伝説が、SNSを賑わせていたものである。
事実、キャンプ地に乗り込んだ際の挨拶等々、ここ数年で結構カッケー感じになってるのは事実なのであった。
「人は見た目が9割というが、だったら残りは声なワケで…。イメージアップ作戦、成功やな。これで試合で負けても印象では勝つ(震え声)」
と、思わず満面の笑みを浮かべてしまう今回の仕掛人――イ軍の新球団社長。選手は口パクで、本当に喋ってるのは高額ギャラで帯同させてる中堅の声優という、吹替態勢を構築していたのであった。
しかし声優オタの執念の特定&演じているアニメのオタからのヘイトを集めまくるとかいう非常事態に発展。廻り廻ってトータルでの印象は悪化するとかいう、無駄に手の込んだ系ブーメランボールが完成したのであった。




