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【イ軍編1940】キャンプ間に合わないとかいう福音
昨シーズン3Aで23本塁打112四球をマークした、最弱イ軍の期待の新外人ファイヌース。練習もそこそこ真面目にやるぐう聖タイプとあって、イ軍オタの期待は否が応でも高まってしまったものである。
しかしこのファイヌース、ウソかホントか、夫人の出産立ち合いとかで、来日・春季キャンプ合流が2週間遅れになる見込みになってしまったのであった。
この出オチとも取れる事態に、しかしイ軍オタは喜びの声を上げたのである。
「ヨシャ! これはワンチャン、ファイヌース戦力化待ったなし!」
「キャンプ合流が遅れれば遅れるだけ、イ軍イズム(手抜きキャンプ&ゲーム廃人)に毒される可能性が下がるからの~。フレッシュな状態でシーズン入れるで」
と、うなぎ上りのイ軍オタの期待であったが、ファイヌースは来日遅れを必死に追いつこうとチームメートとコミュニケーションを取りまくった結果、立派なゲーム廃人に仕上がってしまい無事死亡。結局イ軍ハズレ外人の系譜に名を連ねて、高年俸と日本の観光地の思い出を手土産に、夏の暑い時期、風のように解雇されたのであった。




