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【イ軍編1934】スパイ確定! しかし無罪不可避な最弱ナイン
「本場メジャーに追いつけ追いこせ! スパれない情報なんて、この世にありはせんのや!!!!」
という新球団社長の大号令の元、懲りもせずに諜報部を大強化した「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍。最新鋭の電子機器を投入しまくり、絶対にバレないサイン盗み&伝達方法を開発してしまったものである。
しかし、あまりにも熱心にやり過ぎ、長時間労働に嫌気が差した諜報部の下っ端が、
「ここはブラック企業です。査察して潰して下さい。残業代10倍界王拳どうぞ」
と、スパイの証拠を手土産に労基に駆け込んだ事で、今回の件は全バレオブ全バレ。新球団社長と諜報部全員秒速解雇で無事死亡したのであるが、慎重な調査の結果、選手には一切お咎め無しの判決が下ったのであった。
「今回は助かったの~。相手のサイン盗むのはいいが、こっちに伝えてくるサインが複雑過ぎて、正直誰も分かってなかったからの」
「ワイら(のサインを理解しようとする、野球に対してのやる気の無さ)をナメんなっちゅーこっちゃ(ドヤァ)」




