【イ軍編1930】万に一つの乱闘大集合
「ヴォウッ!!!! 痛いッ! 痛過ぎるよミョッミピスキーッ!!!!」
と、左腕に死球を喰らって錯乱気味に痛がる最弱イ軍の新外人打者ゲスコバー。
「ちょっと何してくれとんじゃゴルァ!!!!」
と、貴重なチーム首位打者(2割2分)を負傷させられたイ軍ナインはガンギレオブガンギレ。いつもは乱闘という柄ではなく、よくて競歩、酷いと見なかったフリをするのが常のイ軍ナインであったが、今回はラグビーの流行を未だに引きずっているかのような、スクラム的な感じで一丸となってマウンドに突進したものである。
(み、みんな…。普段は上から元メジャーのワイに塩対応なのに、あんなに必死になって…)
と、思わず涙不可避になったゲスコバーであったが、やはり当然というか何というか、そこにはイ軍ならではの真相が隠されていたのであった。
乱闘の先陣を切るのはイ軍監督佐々木であったのだが、
「ちょ、待てよ!!!!」
と、必死に下がろうとするのを、ガバガバボディのイ軍ナインがガッチリ挟んでマウンドまで運搬。しっかり他選手にフルボッコにさせたのであった。
「この時を待っていた(震え声) 佐々木監督のゲーム隠れゲームやめろやめろ指導、10年後くらいにはいい思い出になりそう。いや20年後くらいか」
「ゲスコバーの為に身を挺して抗議する佐々木の姿で、ワイらは一つになるのであった(ゲームのセッション的な意味で)」




