2702/5135
【イ軍編1928】縁起物毎年入替球団
「必勝祈願！ 優勝したら片白眼に黒丸描いてＶサイン！！！！」
という、選挙やらでよく見かけるデカいダルマが、最弱イ軍事務所にも、片隅に鎮座していたものである。
「これ毎年新しいのに替えてるんすか？ 選手の年俸以上に無駄遣いな気がすんですがそれは…（震え声）」
と、球団事務の２年目ＢＯＹが思わず呟いてしまったのであるが、先輩から明かされた真相は、想像以上の笑撃不可避な内容なのであった。
「これなあ、毎年９０敗以下とかチーム打率２割以上、防御率５点台以内とか、色々目標掲げるんやが、全部未達成やねん。ゲンが悪いから毎年替えた上で、年々目標のハードル低くしとるのに超えられん、ある意味イ軍を象徴する名物なんやね（震え声）」
