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【イ軍編1852】選手全員にチャンス与えまくる大公平采配
最弱イ軍の新監督に、基本オーター固定、一、二軍の入替も全然しない事に定評がある島取が就任。
当初こそ、これまで通りにレギュラー固定で試合をしていたのであるが、解任までの二か月(なお負けまくったから イ軍では長命な方)、次第に全選手が目まぐるしく入れ替わり、「40億の不良債権」城戸ら、一部の『自分の意志以外で二軍に落とすと違約金が発生す
る』系契約の者以外は、全員がほぼほぼ同等の出場機会を得たのであった。
この現象について、後に島取が記した自伝で、当時の苦労が明らかにされたのである――。
「そらワイだってレギュラー固定したかったですわ。しかしイ軍の奴らはほぼ全員おサボり上手の野球下手揃いやから、使ってるこっちがもう見てられん、我慢出来んでなあ。二軍に落として替わりの奴を上げても結局ロクなのがいないから、最後の方は毎日入替しまくらざるを得なかったわね」
※なお、この本は自費出版の為、野球オタにすらほとんど読まれる事は無かった。




