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【イ軍編1784】ファミリー最優先系打者を獲得出来た最弱situation
「もうファミリー優先、野球引退したいのよ。上のキッズが小さい時、全然家にいなかったから、ぶっちゃけ未だに顔憶えられてなくてなあ…。下の子が物心つくタイミングだし、いいタイミングやろ」
と語ったのは、サ軍の代打の切り札木島。この数年、代打出塁率4割を維持しており、惜しまれての引退宣言なのであった――――が、まさかの大逆転が発生。最弱イ軍が獲得に成功したのであった。
「木島は金で転んだ」
「ボランティア活動してたからその一環」
等々、様々な憶測が流れたが、最弱ならではの環境が、木島に現役続行を決断させたのであった。
「イ軍はファミリーに配慮した契約内容にしてくれたんや。何せ爆炎投手陣が炎上しまくって、序盤から代打突っ込まざるを得ない環境やからね。それで最初に代打で使ってもらって、その後は帰宅OK。イ軍は打てる代打確保、ワイはキッズが起きとる時間に帰れると、Win-Winの関係が構築出来たんや」




