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【イ軍編1689】オープナーホイホイ打線
メジャーで大流行し、今年NPBでも大流行した“オープナー”。まずリリーフを短いイニング投げさせて、本職の先発投手を登板、もしくはリリーフを細かく刻んで投入していくという、新しい継投策である。
そのオープナーを、NPBで最も喰らっている球団があった。「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍である。
「やっぱりなあ、ワイらの最先端野球に追い付き追い越せで、他球団も必死で新しい事試してくるんやろなあ」
「相手先発ニキが完全ビビっとる証やで」
等々、勝手な妄想にご満悦モードに突入するイ軍ナインであったが、当然真相は別も別。ただ、各チームとも勝つ為の作戦ではあるのであった。以下、某チームの感想戦――。
「最近のイ軍打線は、ちょっといい投手が予告先発すると、いきなり仮病で出てこなくなるからなあ」
「城戸や魅沢ら、打線を止めて確実にこちらに貢献してくれる連中を引っ張りだすには、微妙なリリーフを起用するオープナーは最高の作戦です」




