大敗ショータイム
今日も今日とて5回の時点で0-11と、ホーム開催試合にも関わらずいつもの大敗ペースの東京新宿イディオッツ。
エース相原登板以外の試合に来たのがそもそもの間違いだったと(相原が投げてもよく負けるのだがとりあえず競った展開にはなる)、早めに見切りをつけて帰宅しようとしたファンたちは、バックスクリーンのオーロラビジョンで信じられない光景を目にする事になる。
11点差にも関わらず主砲長森にバントさせる糞采配(この時監督不二村は既に初回の時点で抗議退場済であり、やる気の無い代行監督コーチ吉竹の嫌がらせ采配であった)もさる事ながら、どう見てもバント失敗で高々と上がってしまった打球が、何とそのまま弾丸ライナーとなって、スタンドに突き刺さってしまったのである。打った(と言っていいのかどうか)長森は喜びを爆発させてガッツポーズを取りながらベースを一周。ファンも大歓声で迎えたのであった――あくまでも、オーロラビジョンの中での話だが。
現実は、11点差でバントの指示を出され腐り切った長森が簡単に失敗して、ベンチの中で吉竹に猛抗議。スタンドも何の盛り上がりも見せちゃいなかった。すわ、心霊現象なのか?
などという事は勿論無く、大敗試合でファンが気の毒だから、せめて何か楽しんでもらおうという、パネマジ広報白井がCG班に依頼して流されたネタ動画なのであった。
その後も、肥満体の外野手植松がフライを捕球しようとしてフェンスにぶつかり球場崩壊、イ軍炎上リリーフ陣が配給したホームランが綺麗な花火になるなど、粋な演出が続出。本日以降の試合でも、10点差で負けるとネタ動画が流れ始めるという、弱小球団ならではの異色の興業スタイルが定着したのであった。




