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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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禁断打撃指導

 守備は平均よりちょっと下手レベルである程度こなせるのだが、打撃が壊滅的でどうにもならないイ軍後藤。

 それでも故障者続出のチーム事情で、内野を転々としながら9番打者としてスタメン出場しているのだが、凄まじいペースで三振を量産し、たまにボールにバットが当たったかと思いきや注文通りの併殺打。打率9分5厘と、投手並みの低打率をウロウロしていたのであった。

 その間、少しでも後藤の打撃をマシにしようと打撃コーチ館野もあらゆる指導を試みたのだが、もともと打てないものが付け焼刃でどうなるものでもなく、何の成果も上がらない。

 そして、自分にもファンやフロントからの大ブーイングが及ぶにあたって、館野は遂に禁断の指導をカマしたのである。

「おい後藤、高めと低めと右と左とど真ん中の直球とスライダーとカーブとシュートとチェンジアップとフォークを捨てろ」

「は? それじゃ打つとこないんすけど。冗談も休み休みに言ってくださいよ」

「だからもうバットを振るなっつってんだよ! 相手がフォアボール出してくれるの祈っとけ! つーか当たりに行けと言わないだけマシと思えコノヤロ!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 笑い話なんでしょうけど、たまにこのネタ聞きますよねww (;'∀') たまに当たってくれんかな?とか昔思ってました(謝罪)
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