表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
197/5133

禁断集客②

 あまりの弱さに、観客の入りも二軍以下ともっぱらの噂の東京新宿イディオッツ。

 そんな状況を少しでも改善したように見せかけるべく、禁断の動員法「職員の家族にタダ券配って来させる」が発動した。

 しかし、件の職員家族召喚試合であったが、イ軍ホーム側の関係者席には、立ち入り禁止にも関わらず居座るいつもの廃人・暇人の姿しか見えなかったのである。

「おい白井、一体どうなってんだ!? ウチの職員は身内もコントロールできないのか!?」

 思わず悲鳴に近い声を上げて「パネマジ広報」こと白井を詰めたのは、この糞みたいなありがち作戦を考えた球団常務の飛澤であった。

「はあ、一応皆さん来場されているみたいなんですが…」

 そう言って、白井はビジター席の一角を指差したのであった。

「やっぱ常務の奥様始め嫌々来てるみたいで、さっきから『イ軍早く負けろ!』とか何とかヤジりまくってます。まあ球場来てヤジるのがイ軍戦の醍醐味ですし、楽しみ方としては間違っちゃいないですね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ