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イ軍赤っ恥ＯＢ戦

　ブ軍対イ軍のＯＢ戦。

　何としても勝ちを拾いたいイ軍は、ＯＢ戦にも関わらず、助っ人として現役選手５人をスタメンに送り込むみっともなさ全開の布陣。

　ところが、イ軍の現役選手たちはシーズンオフで早くも自堕落な生活を送っていたか、明らかに体重オーバーで動きが悪く、逆に足手まといになっている始末。

　試合中盤、ＯＢ、現役による華麗なエラーの連鎖でビッグイニングを作られ万事休す。左翼手として出場していた現役エース相原を、６回から急遽マウンドに登らせるというなりふり構わぬ選手起用を見せたものの、既に時遅し。

　結局、得点は相原のソロホーマーのみで、１－１２で完敗してしまった。

　試合後、城戸、勢田らは「ブ軍ＯＢの皆さんに、いかに花を持たせるか。今日はそれに尽きる試合。まあ目的が果たせて良かった」と、思ってもいない事を口にし、強がりながらそそくさと球場を後にしたのであった…。