【城戸編37】ザ・グレーゾーン
【新スポ@イ軍番取材こぼれ話】
―メジャーの薬物問題が日本にも飛び火しました。
「ライアン・ブラウン(8月の時点で今シーズン全試合出場停止処分)なんかが使ってた筋力増強剤?だっけか。あれを日本の連中も使ってたんだろ」
―NPBの激緩規制には引っ掛からなかったんですが、某フリーのスポーツジャーナリストが取材した結果、今回のスクープになったようです。
「いくらメジャー程うるさくないとは言っても、イメージは良くないよなあ」
―一部の選手は球団主導の会見で謝罪しました。
「先手を打って収束させたいっつー事なんだろうな。逆にイ軍の城戸は絶対使ってないと何度も言っていたが…」
―大方の予想通り、一番摂取量が多かった(笑)。ただ、城戸の場、限りなく黒に近いとはいえグレーゾーンなので、球団もどう対処するか困惑しているようです。
「絶対謝らないとは思ってたがな(笑)。それで、グレーゾーンというのは?」
―はい、問題のクリニックから薬物を買っていたのは間違いないのですが、筋力増強剤と偽られて何の変哲もない栄養剤を飲み続けていたようなんです。クリニックが初回で間違えて問題にならなかったので、担当が差額を自分の懐に入れたいが為にそのままにしていたようです。
「おいおい、城戸は気付かなかったのか?」
―“さすがに本場のブツは違うな。今年は首位打者確定だぜ”などと、散々クリニックの関係者に吹いていたらしいです(笑)。
「(笑)。ただ、実際は栄養剤だとしても、薬物を買おうとしてたというのは問題なんじゃないか?」
―その通りです。しかしクリニックに騙されていて、問題の薬物を飲んでプレーした事実は無いので、NPB、球団とも処分に困っているというワケなんです。
「城戸自身のうさんくさいバントヒットや疑惑のホームランなんかのインチキ打撃みたいな話だなあ…。これ、ファンが黙っちゃいないだろうな」
―球団が計測したところ、通常の5割増しのブーイングだそうです(笑)。例によって、イ軍はこのまま炎上集客を継続するつもりのようですね。
「またそんなしょーもない…。ただ、結構客は入るかもしれないな。だって俺も城戸を無茶苦茶ヤジりたいしな(笑)」




