表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
151/5133

【不二村監督編③】捨身の不良債権運用

“球界一、非得点圏で豪打を見せる男”ことイ軍の4番、城戸。

 そんな歩く不良債権と化している城戸であったが、Bクラス優勝(4位)が狙える位置につけた9月からの勝負所での猛打は、これまでとは別人のようであった。

 公表されてはいないもののどこか負傷でもしたものか、代打での起用が多くなってはいたものの、少ない出場機会で確実にヒットを放ち、チームの勝利に貢献しているのである。

 一体どうしたのか。中の人でもいるのであろうか。


「野郎は打率3割維持と100三振回避で、全部計算づくでやってやがるからな。そこを逆手に取って、3割を維持できるかできないかぐらいのところで出番を調整してやってるのよ。“ここで打っとかないと3割がきつくなる”て場面で代打に出してるワケだ。打ってくれるのは助かるが、全部春先ダメだった分の帳尻だからなあ。腹立たしさもデカいわな」

 とは、今季限りでの退任が決まってヤケを起こし、城戸をスタメン4番から外す毎に契約違反で罰金を喰らい続ける監督不二村の弁であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ