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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
149/5132

10人目の戦力                  か

 難攻不落のバ軍エース、岩下を攻略せよ!

 という事で、イ軍球団首脳と新宿スタジアム設備担当が共謀し、一つの作戦が計画された。

 犬が大の苦手な岩下に対して、

「あっ、しっかり繋いどいたのに何かの弾みで外れてたわー」

 と、ボール犬のミッチーをけしかけて、動揺を誘って投球のリズムを崩したところを滅多打ちにしよう、というのである。

 

 さて本日の試合、イ軍―バ軍戦は0-0の投手戦となりながらも、7回にイ軍が一死1、2塁のチャンスを作り、バッターは4番の城戸。

 先述の作戦を決行するには、またとない場面である。

 はたして、放たれたミッチーは、調教師の指示通りマウンド上の岩下に猛然と突進!

 せずに、バッターボックスの城戸へ激しくまとわりついたのであった。

「ちょ、おい、何だこの犬!」

 どうやら、城戸が間食でつまんだケン○ッキーの匂いに釣られたものらしい。

 これが原因で集中を乱された城戸は初球ゲッツーで万事休す。その後、チャンスらしいチャンスもなくイ軍は敗退し、作戦は大失敗に終わったのであった。

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