〜第5話〜 [過去編:剣と魔法の試験]
久しぶりの過去編。今回は試験を受けます。普段より多めの文章量になる…剣の試験の方が1000文字くらいで終わってキリが良くなかったから全部詰め込んでやるゥ!
ついに今日が約束の試験の日…内容はまず私はお父様の知り合いである騎士爵のルルさんと模擬戦をしてからお父様とお母様に魔法を見てもらい、合格と言われたら冒険者になっても良いとのことで私はこれから試験に臨む…
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私はルル。1代限りの爵位とはいえ騎士爵をもらった実力者である。騎士爵はかなりの実力者の騎士でないと貰えない爵位なのでそれだけ認められたということ。そして私は騎士爵よりもはるか上の爵位である伯爵家に来ていた。事の経緯としては1ヶ月前、私の友人であるヴァーシャル伯爵が娘への剣の試験の相手をしてくれないかと相談された時だった。私はそのときは快諾したが伯爵令嬢に怪我でもさせたら私の地位は危ういのでは…?と思ったがまぁ意図的でもない限りはあのヴァーシャル伯爵も全力土下座をかませば何とか許してくれるだろう。まぁ…許されなかったら諦めるしかないが…
試験の直前私の目の前に美しい少女が何やら渦を巻くような装飾がされたレイピアを持って現れた。少女は紫色の瞳を持ち、髪は黒で白い房がいくつかある長髪。そして何より顔立ちが整っていて同性の私ですら美しいと感じるほどで、もはや神聖な気配も感じた。
「では、よろしくお願いします。」
「あ…あぁ…よろしく頼む。」
声を聞き余計に素晴らしいと思った。透き通るような美しい声、そして立ち姿がとてつもなく美しく、私は少し見とれてしまった。しかし試験開始直後、その考えをする余裕などなかった、早いのだ、まだ若干13歳の出せるスピードの域を超えている。訓練したのはたったの1ヶ月と聞いていたがとんでもない実力者を見つけてしまった…そして私も本気で行かなければ"負ける"本気でそう思った。
「身体強化(無)」
私がそう唱えると次の瞬間魔力が減る感覚と同時に体が軽くなるように感じた。私は自身にかけた身体強化の魔法でさらに早くなったがそれでもギリギリで…
「ふっ!」
強いな…このルルって人…並の実力じゃない…お父様はそれほどまでにやらせたくないのか…仕方ない…少し憤怒の力を…
「【『憤怒』全能の向上】」
「!?」
私は目の前の少女、ユアの豹変ぶりに驚いた、なにか恐ろしい気配がしたと同時にユアの右目が深紅に染まり、とてつもない力を感じたのだ…しかもそうなってからはこちら側が完全に劣勢だった、速度、パワー、予測能力、どれも私の負けだった。
「降参する。これは勝てないね…」
「ありがとうございました」
「ねぇ…最後に聞いていいかな。」
「なんでしょう」
「最後の方のあの深紅の目はなんだい?特殊な身体強化だったりするのかい?」
「フフ…身体強化?そんな生優しいものじゃないですよ…では失礼します、この後は魔法の試験もあるのでね♪」
ユアはそう言い残すと去っていった…あれ?あの子のレイピアどこ行った?
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「おぉ来たかユア、剣は合格…したんだな?」
「えぇもちろん」
そう聞くとお父様は危険な目にあってほしくないのか、少し悲しそうな表情をした…
「それじゃあ…魔法試験を始めるわね。その前に説明!低級魔法は誰でも扱える代物だけどね、中級魔法からは才能が大切になってくるの、でもここ、ヴァーシャル家の血筋はヴァーシャル家の血を引いていれば中級魔法までは草と神聖魔法以外どれでも使える特別な力があるの、だから今回試すのは低級魔法全て、もちろん、光魔法と闇魔法もね」
「分かりました、それじゃあ何から試せばいいですか?」
「じゃあまずは火から!フレイムを使ってみて!」
「ほっ!(フレイム(火))」
次の瞬間私の手のひらから火柱が飛び出した。
「よし…魔力の調整も完璧…」
「ちょっと!今の無詠唱!?どうやってやったの!?」
「えっ?」
話を聞くと、無詠唱は昔研究されていたが消費魔力が高く、威力も低いのでほとんど使い物にならず、忘れ去られた研究らしい。
「えっと?つまり…なんかできたと?はぁ…50年前にあなたのような天才児がいれば良かったわね…」
「じゃあもしかしてこれ黙ってた方がいいんですかね」
「ええもちろん。」
「あなたも他の人にベラベラ喋っちゃダメよ!」
「あ…あぁ…だが試験はどうする?」
「どうすると何もさっきのフレイムの時点で威力が高かったし、もう合格でいいわよ…」
「わぁ!ありがとうございます!お母様!」
私はうれしくなって笑顔になった
「ふふ…その顔が見れただけでも良しとしましょうか!」
「まて、最後に約束をしよう」
「なんでしょう」
「まず、毎日帰ってくること!それと遠征が必要な時は一言言ってから行く!無理をしない!守れるか!」
「はい!守ります!」
「ならばよかろう…明日から冒険者業に精を出すんだぞ!どうしても困った時は頼れ!」
「わかりました!」
「ふふ…仲睦まじいわねぇ…」
「そうですね、奥様。」
「あらヤナじゃない、それで?どう?ユアは」
「えぇ…素晴らしい才能をお持ちなのでそのうちSランク冒険者にでもなるのでは無いでしょうか」
「あらあらそれほど?ならユアは私の自慢の娘ね♪」
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次回からは過去編の冒険者編です!




