【登場人物・用語】
【登場人物】
<蒼桜高校・教員>
・六連 昴
この春から着任した新任教師。一年A組副担任。理科、主に生物担当。出身大学は極北大学生命科学院。陸上部顧問。物腰は柔らかい。文科系の才能はゼロ。
喘息を抱え運動が苦手と豪語しながらも、江間との千五百メートル勝負では、二度に渡り江間を圧倒する実力を見せつけた。そんな彼には、何やら事情があるようで――?
・丹羽 雄翔
赴任五年目の若手教員。一年A組担任。体育担当。出身大学は帝都体育大学。バスケ部顧問。齢が近いということで、昴のよき話し相手。たまにどちらが年上か分からない。
<蒼桜高校・陸上部員>
・風祭 颯太
三年生。主将。短長。四百メートル専門。二百もやる。秀才で、インハイ出場を目指している。八須とは仲がいいが、長距離部員たちの陸上に対する姿勢には不満がある。
六連の大学・大学院時代を知っている他、彼の事情に出くわしたため、その身を案じている。
・八須 雄大
三年生。長距離。五千メートル専門。常識人で凡人。ザ普通の人。苦労人。
物腰柔らかく、流風にとって話しやすい貴重な存在。けれど、走る江間と六連を見る彼の瞳は、どこか翳っていて――。
・江間 恭輔
三年生。長距離。千五百メートル専門だが、五千メートルも走る。中学時代にかなりいいところまでいった天才肌。挫折して不良になっている。
六連との二度に渡る勝負で、目を背け続けていた自身の本心と向き合う覚悟を決めた。
・財前 凛太郎
二年生。長距離。五千メートル専門。万年寝太郎から、寝太郎先輩と呼ばれる。いつも寝ているのは、退屈だから。そんな退屈を紛らわしてくれた六連に興味を抱いている。
・進藤 努武
二年生。短長。四百メートル専門。颯太に憧れており、なにかと後ろをついて回る。本当は中距離の方が適性があるのだが、本人は気付いてもいない。頑固者。
・水越 由希
二年生。マネージャー。財前と同じクラスのため、部内で一緒くたにされるのが気に喰わない。明るくはきはきと選手たちの練習のサポートをする。ウオッチ捌きはプロ級。
・鳴無 流風
一年生。長距離。気の小さい陸上初心者。家は貧乏なので、お金のかからなさそうな陸上を選んだ。はじめは少し走るだけでも息が切れるほどだったが、一か月の練習を経て、走ることに楽しさを感じられるまでに成長した。
・城 慎悟
一年生。長距離。中学時代は八百メートル、千五百メートルを走っていた。猪突猛進系男子。経験者だが、ペース配分が苦手なので短めが得意。
<蒼桜高校・生徒>
・鮎川 真緒
一年生。流風のクラスメイト。明るく物怖じしない性格。
<常翔高校>
・清崎 夜
陸上部顧問。出身大学は極北大学で、院まで進んでいる。六連の先輩にあたるが、在学期間は被っていない。
・芳賀 佳人
三年生。主将で長距離のエース。恭輔の小学校からの馴染み。底抜けに明るい性格。
<その他>
・荒牧 美里
六連の大学院の恩師。六連に、教師の道を示した。
・篠崎 久蓮
六連の大学院時代の後輩。大学院デビュー(?)を果たした六連を瞬時に見破ったらしい。
・一条 葵
丹羽の高校時代からの親友かつ、六連の大学時代の先輩。
・伯耆原 毅
栄鵬高校陸上部の監督。清崎の前任の常翔高校陸上部の監督で、清崎の恩師でもある。
【用語】
・蒼桜高校
長野県にある私立高校。創設十四年目。
・常翔高校
長野県にある私立高校。陸上部は、古くから長野県の王者として君臨する強豪。
・栄鵬高校
長野県にある私立高校。長く古豪と呼ばれながらも燻っていたが、二年前に伯耆原が監督として赴任して以来、着々と力をつけている。




