ヘリクリサム
永遠なんて、この世にはない。だから、ぼくは毎秒、君への想いを抱き続けることにするよ。
そんな言葉をサラリと言える、そんなあなただった。そして、それは本当だった。あなたは嘘偽りなく、毎秒、私のことを想ってくれていた。離れていてもそれは感じられたし、近くにいても、それは決して重くなく、むしろ軽く薄い羽衣のように、私を包んでくれていた。
そんな、永遠に変わることのない思い出を、あなたに捧ぐ。色褪せることのない感情とともに、永久花に込めて。二度と目覚めないその身体を、せめて彩るために。最後の瞬間まで、あなたとの思い出を鮮やかに残しておくために。
永遠なんてこの世にはないと、あなたは言った。だから私は毎秒、あなたとの思い出を抱き続けることにする。
それが例え、少しずつ失われようとも。それが例え、都合よく塗り替えられていくとしても。それこそが、私の、あなたとの思い出なのだ。
これから一生をかけて、私は永遠を更新する。
花言葉「永遠の思い出」。また、everlasting flower (永久花)で古来より埋葬花として使われていたことからも着想しました。




