賢者 転生を果たす
ある世界に賢者ノアと呼ばれる男がいた。
スキルにより 人生が決まる世界に、異世界より転生し、
魔法スキルなしで、知識だけで世界最強の魔法使いに なった男がいた。
だが彼は、弟子の裏切りにより死んでしまう。
「ああ 賢者、死んでしまうとは情けない。」
真っ白の世界で、かつて転生した時にも会った女神に、ノアは会っていた。
「女神様…地球の言葉で遊ぶのは、やめていただけますかな?」
「えー 雰囲気が出るからいいじゃない。」
そう。この女神は駄女神なのである。
「それにしても弟子の不意打ちで死んでしまうとは思いませんでしたな。
それで、女神様が何の用でしょうか。」
「えっとー。 また 4000年後の世界に転生してもらおうと思って。」
「…と言うと?」
「今度は『最強スキルでどこまでやれるか』実験してほしいの。」
「なぜ4000年後の世界なのでしょう?」
「それが 、魔法文明が無くなっちゃってさ。
立て直すのも並行して?」
「……申し訳ないが断わr「拒否権はないよ。」…は?」
は⁉︎ 拒否権がない⁉︎
「え、いや 私は充分生きt「じゃあ、転送するね。」 へ?
ちょっ! 待っ!「精神年齢は若くしてあげるから。」 は⁉︎ おい、この糞女神! あ! ああ〜」
足場がなくなるような感覚とともにノアの意識がなくなっていった。
「知らない天井だ。」
1回目の時と同じ感想が口から漏れ出た。
(まじかよあのクソ女。)
頭の中で女神を罵倒する。
同時に自分が今世の自分の記憶がよみがえってくる。
俺の名は、ノア-ボルドリーチェ。ボルドリーチェ伯爵家次男5歳。
この世界では珍しい黒目、黒髪。今までは 土魔法と闇魔法が使えたようだ。
父は、ラウル-ボルドリーチェ。ボルドリーチェ伯爵家当主。
白髪、緑目で火、土魔法が使える。家族には甘い。
母は、ナターシャ-ボルドリーチェ。
金髪、金目で病弱。水魔法が使える。
姉は、アリサ-ボルドリーチェ。 12歳
金髪、緑目で火、緑魔法が使える。剣が好きなおてんば娘。
驚いたのは昔と違って、魔法の質が悪く、
何よりも 4000年前を神の時代とよび、
さらに「賢者ノア」を、魔法神ノアと呼んでいたことだった。
(俺が神って…。とはいえまずはスキルの確認だな。)
頭の中で念じる
『ステータス』
魔法
土魔法、闇魔法
スキル
「オーダーメイド」 効果 スキルを作ることができる。
称号
異世界の人間
神の時代の賢者
魔法神
(スキルを作れるって…、最強どころかぶっ壊れてんな。)
スキルとは、人が生きるために世界が貸し与える力で、
普通1人1つか2つ、最大で4つのスキルをもらえる。前世では1つももらえなかった。
スキルは血統なども影響し、多くの人がスキルを生かせる職につく。
特に戦闘スキルなどは、冒険者になりモンスターを狩るのが普通である。
魔法とは自分の中に流れるマナを消費し、使用するもので、
自分の属性魔法しか使えず、多くの人の属性は1つか、2つで前世では 7 つ使えた。
自分の属性魔法が多いほど、消費マナが多くなると言う欠陥があるので、
どちらがいいとも言えない。
「スキルを最強にするとなると……。」
最強のスキルの構成を考えていくと…
スキル
「オーダーメイド」 効果 スキル、アイテム、魔法を、イメージ通りに作成、及び使用が可能になる。
「アクセル」 効果 ベクトルを変換する。これにより防御、または反射を可能にし、攻撃のベクトルを変換し威力を高めることができる。
「ラグナロク」 効果 戦闘に関して全てが超達人級になる。またマナが無限になり、自分の身体能力を変えることができる。
こんな感じになった。いやー、中二心が疼きますねー。
「オーダーメイド」の進化版「オーダーメイド」を作って,「オーダーメイド」を削除。
さらに攻撃、防御、全てができるスキル「アクセル」を作って、仕上げに技術を底上げするスキル「ラグナロク」で完成である。
うん。 最強でしょ。