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転生の重力魔術師だったもの  作者: 蒼い鱗の狼
第1章
11/12

第10話 薬草採取の巻 ※

前回のあらすじ

人間至上国家に行って、

王様をボコしてきた。


※ランドル君の名前が間違っていたので修正。

「なあ、母さん、」

「ん〜?どうしたの〜?ガリル〜?」


「ギルドの薬草採取を受けたいから、手伝ってくれないか?」

...母さんが盛大に紅茶を吹きこぼした。

なんか変なこと言っただろうか。


「...え、ちょ、今⁉︎よりによって魔物がよく出る、今!!??」


いや、むしろ、()()()()なのだ。


理由は昨日の学園の帰り際に戻る。


「なあ、先生、薬草採取ってどの時期が良いんだ?」

「ああ、もしかしてギルドに登録したのか?」


「ああ。」

むしろギルドに登録せずに聞く人っているんだろうか。


「うーむ、それなら今、冬だな。」

あ、意外と今なのか。


「ただ、気をつけろよ?今は魔物が多いからな?」

「というか、冬限定の魔物が多いんだがな...。」


ああ、そうなのか、うーん...。あ、母さんに手伝ってもらおうかな?








そんなこんなで振り出しに戻る。


「今なら薬草の種類も多いらしいな。」

「はあ、わかったわよ...。

じゃ、受けに行きましょうか...。」


「あぁ、それなら、もう受けたぞ。」

また母さんが紅茶を吹きこぼした。


「えっほ、えっほ...。え?なに受けてきたの?」

「もちろん初心者用の猫の手草とかその他諸々のだぞ?」

「ああ...それならよかった...。」


=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=


今、俺たちは、近くのクルジェラスドの森に来ている。


「あ、それよそれよ、エルージャ草よ!

根を傷つけないようにするのよ!」


そう母さんが言うので、しっかりと周りを掘る。


「んぐぐ...重い!」

...そんな時こそ重力魔法だ!


重力魔法をつかって、重力の向きを上にする。

お、すっぽり抜けた。


「はあ...。前々から気になってたけど、珍妙な魔法使うわねー...。

私、そんな魔法教えたことないんだけど...。」


あ、そうか、これでもアマンダイトランク(Aランク)なんだっけ...。まあ、正直に言おう。


「本で覚えた。」

「あのね、ふざけたこと言わないの、魔導書なんて難しすぎて読めないわよ?」


いやー、あれ、テンションはともかく、結構読みやすかったけどな...。


「うーんじゃあ、あれかしら、無属性の使い手とかいうやつかしら...。」

え?そんなのあるの?


「あ、てか綺麗ね、これ。すごいわ!」


「あとはあれねー、ヤイドグの芽とか、欲を言えばマンドラゴラとかかしらねぇ...。」

へー、マンドラゴラとかもいるのか...。


っと、そんな話をしていると......。


「ぐるあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

...なにかの魔物の雄叫びが聞こえた。


「...まずいわね、たぶんあれ、グラブダイトね。」

え?なんだ?それ。


「ああ、ごめんね、グラブダイトは人に寄生して、

その意識を乗っ取って人々を喰らい散らかすの。」


素直に怖いんだが......。


「早く帰りましょう、こんなところにいたら、

いつ寄生されるかわからないからね。」


「あ、まって、ここにマンドラゴラあるから取りたいんだが...。」

「はあ...もう!会っても知らないからね!」


「ちなみに、どうやって取るんだ?」


「えーっとね、まずここらへんの茎を持つの、

しないと悲鳴をあげて私たちお亡くなりしなっちゃうからね。」

あ、やっぱり悲鳴あげるんだ。


「ここを...こうか?」

「あ、そうそう、いいわよ!」


「...うんしょっと!」

力いっぱい込めて抜く。


「うわ、おっも!」

なんか不気味な顔みたいな模様がある。


「おー、でかいわねー!」

...ってでかいのかよ!


「...流石に帰りましょ?」

「そうだな...。」


「ぐぅるぅあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

さっきよりも激しい雄叫びが聞こえる。


「まずいわ!あれさっきよりも興奮してるわ!帰りましょう!」

え?そうなのか?


「...てか、転移魔法使えばいいんじゃ?」

「無理よ、もうほとんど魔力が無いもの!」


じゃあ会ったら終わりじゃん...。


っと、半ばフラグっぽいこと思っていたら、


「ぎゅうるぅがぁあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


......出てしまった。


そいつは全身が黒く、目や口はあるのか分からない、

そしてに背中から腕が2本生えている。


おまけに脚は無く、ドロドロとした何かが生え、地面を這いずっている。


「ぶるあああぁぁぁぁ!」

...なんかの魔法を使った様だ。


「危ない!トラバサミみたいなのが迫ってきてるわよ!」

ホントだ。地面からトラバサミみたいなのが俺に向かって来ている。


グラビネーション(重力魔法)!」

みるみるうちにトラバサミが明後日に方向に行く。


「ぎぃあ.....ぐあ...ぎぃ......。」

まるでこの世の物とは思えない。気持ち悪い。


「ここはお母さんに任せて!」

「いや、待って。」


「あの、8才がどうこうできる問題じゃないのよ?」


だって、仕方ないじゃないか、

()()()()を思いついてしまったんだから。


それを母さんに耳打ちしたら、


「大丈夫かしらそれ...。」


的な顔をされた。


「いっけえ!グラビネーション(重力魔法)!」

まずは、トラバサミっぽいのに掛ける。


そしたらなんか黒い胞子みたいなのが来るので、

母さんに斬ってもらいながら進む。


そして......。


グラビネーション(重力魔法)!」

そう、グラブダイトに掛ける。


「あとは、これに光魔法を掛けるのね?大丈夫なの?これ。」

まあ母さんも魔力は無いが、ちょーっとした光魔法ぐらいならいけるっぽいので、

無理言ってやってもらう。


「よいしょ。」

母さんが光魔法を掛け、みるみるうちに黒いのが消えていく。


...そこから現れたのは...。


「え!?なにこれ!獣人の子...!」

見た目3才ぐらいの銀色の狼の子が出てきた。


「...寄生されたのを元に戻す方法なんて私知らないわよ!?」

母さんでも知らないのか...。


「...とりあえず一旦保護しましょうか...。」

「うん...なんか、ごめん...。」


=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=


「......っていうことなのお父さん。」

「うーん、なるほど、そうか...。」


父さんが渋い顔をしている。


「...とりあえず、名前、覚えている?」

「...ランドル。ユウバイカム=.ランドル。」


「ねえ、お父さんとお母さん、どこ?」

ああ、そりゃそうだ。この子にもいるんだ。不安になるわな、そりゃ。


「ユウバイカム家か...。」

またまた父さんが渋い顔している。


「父さん、どうした?」

「あー、いやな、ユウバイカム家は没落貴族なんだ。」


え、そうなのか...。


「だからな、もしかしたら、いや、ほとんどそうだと思うんだが、」

「経済的な事情かなんかわからないが、この子、捨てられたかも知れないんだ。」


「え、ひどい!早く元々の親元に戻さなきゃ!」

リリスが声を荒らげて言う。


「いや、無理だ。」


「「え!?」」

そんな父さんの台詞にリリスが驚く。俺だって驚いた。


「まあなんでかというと、戸籍がもう消されてるのかも知れないからだ。」


「じゃあ、どうする?お父さん?」

母さんが父さんの顔を覗きこむ様に言う。


「うーん、俺だって、このままみすみす見逃せるほど残酷じゃないさ。」


「...じゃあ、どうする?」

妹は処遇が気になって仕方ないようだ。


「はあ...うちに迎えるしかないだろう...。」

「やったー!!」


リリスがすっごく喜んでいる。


「よくやったわね!リリス!それでこそ女よ!」

「イェーイ、ハイタッチ!!」


「はあ...面倒なの連れてきたな...ガリル...。」

「うん、ごめん...こんなことになるなんて分かんなくて...。」


「お前はもうちょっと考えて行動しなさい。」

ごもっともです。


まあそんなこんなで新しい家族が増えたのだった。

はい、どうも、合計1000PV達成して、

浮かれている蒼い鱗の狼です。

これからも、

この作品をちまちま書いていこうと思います。

それだけです。うれしいです。

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