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第二部 予告編
死線の末、最大の脅威を打ち払った魔人軍。
アシュレリタの民は歓喜してこれを祝った。
ーー我らが王よ。偉大なる魔人の王よ。
しかし仮初めの平和は泡のように弾け、世界は混迷の時代へと突入する。
国は分かれ、人々の心の荒れ、謀略の渦巻く暗黒の世紀である。
密命を帯び、大陸をさすらうタクミ一行。
人間が支配する世界で彼らが目にしたものとは。
蘇る記憶にタクミは苛まれ続ける。
「やめてくれ……こんなの、あんまりじゃねぇか……」
過酷な旅に、仲間たちの心は大きく揺さぶられてゆく。
「私は何が起きようとも、タクミ様から決して離れません!」
欺瞞や裏切りの魔の手が容赦なく襲いかかる。
「許せない……よくも裏切ったわね!」
人間と魔人の取るべき未来とはなにか。
「タクミ。そなた、今のままでは死ぬぞ? まぁ……その方がこちらとしては、大層都合が良いがの」
おもちが贈る、ファンタジー長編。
読者の心をほんわか包む、転生コメディ。
9月1日 第二部スタート。
乞うご期待。