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エッセンシャー
ふと、誰もいないのに誰かに見つめられてる感じがしませんか?
突き刺すように冷たい視線だったり、母性を孕んだ暖かい視線だったり。
それはきっと、あなたたちを世界単位で遠い昔に造った人たち。
理性を超え、本能よりも深い場所にあるものに突き動かされ続けるほぼ完全な人のなり損ない。
彼らは自分たちを本能のまま生きる者、エッセンシャーとして、世界の外側の世界であなたたちを見つめているのです。
世界は廻り、歪み、澱んでいきます。
それを浄化できるもの達がそこに生きているのです。
女も男も子どもも大人も何もない。
世界はクリスタル。
要素はイシ。
願いを叶えたいという思いが力となり、力こそが願いを叶える外側の世界。
世界を歪める要素を見つけ出すために、彼らは生きているのです。