第1話「敵と味方」
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―――同時刻・P-X跡地―――
「…ハァ……ハァ…これで最後だ…!!」
悪魔は最後の力を振り絞って天へ飛び、大鎌を頭上に迫る巨大な隕石に向かって振り上げる。
隕石は悪魔の頭上で真っ二つに割れ、その破片が地面に向かってバラバラと落ちて行く。
しかしその全てが竜巻や蜘蛛の糸によって集められ、結界に封じ込まれた。
「…NO.2!ダークはどこだ!?」
悪魔は四肢にかなりの激痛が走ったが、それに堪えながらエディクに尋ねる。
「…西だ!さっき轟音と強烈な閃光が2本放たれた!蜘蛛、武蔵、水はここへ残れ!行くぞ!」
エディクは動ける者に声をかけて大地を駆ける。黒雷もエディクと同じ方向に向かって走り出す。神風は水にここへ留まるようにように言った後、黒雷、エディク、悪魔を風で宙に浮べ、すさまじい速さで飛行する。
「チンタラ走っている場合じゃねぇだろ!」
神風はそう言い、飛行する速度を速める。悪魔は死霊を集めて自分の体と他の3人の体を癒す。
4人はダークの元へと急いだ。
―――ライト・ジョーカー―――
『死ね!サタン!』
ライトは自分の周囲に光球を発生させてジョーカーの喉元へ放つ。ジョーカーは黒球を光球にぶつけ、相殺する。黒球と光球がぶつかり周囲に強烈な爆風を放つ。
『そんな攻撃で殺れるわけねぇだろぉ!?』
ジョーカーは手から黒球を発生させ、巨大な槍に変形させる。ジョーカーは槍をライトに向かって振り下ろす。しかしその場所にライトの姿は無く、背後から光球が放たれてジョーカーの肩を貫く。ジョーカーは瞬時に振り返ったが既に遅かった。
『傲慢な所が相変わらずで助かるな!』
ライトは光球をさらに巨大化させてジョーカーを狙う。
「待てよてめぇ!!!」
2人の間に悪魔が割り込み、大鎌をライトに振り下ろす。
『ガッ……キィンッ!!!』
悪魔の鎌はライトの光球を弾き、ジョーカーをライトから守った。悪魔は鎌をライトの首へ向けて言う。
「NO.6…てめぇ、血迷ったか!!」
悪魔がそう言った次の瞬間、悪魔の体を黒き槍が刺し貫いた。ジョーカーが悪魔の耳元で囁く。
『邪魔してんじゃねぇよ』
ジョーカーは悪魔の体から槍を引き抜き、ライトの方へ向き直る。2人はまた剣戟をぶつけ合い、互いを殺す為に全力を注ぎ始めた。武器を交え、どちらのものか分からない血を浴び、肉体が朽ち始めても2人の戦いは終わらなかった。悪魔の体を神風が保護し、悪魔は自力で修復を開始した。
「ジョーカー!?ライト!?」
異変に気づいたエディクが2人へ呼びかける。だが返事はなく、かわりに弱々しい誰かの声が聞こえた。
「…てめぇら…生きてたのかよ…。」
4人はその声がした方向へ視線を移す。
そこには胴と胸だけとなったダークが横たわっていた。
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それでは次回もまたお読みください!
真叉風巳




