第4話「着物中編」
お読みいただきありがとうございます!
今回は着物の件の後編です。(視点がどんどん変わります。)
それではどうぞお読みください!
―――エディク・エース―――
「来るなー!」
「止まれ!エディク!」
エースが俺を追ってくる。
(そんな格好で近くに来るなよ!)
俺はエースが助けてきた人たちの中に入る。人ごみに紛れたらエースでも見つけられないだろう…。
エディクが人ごみの中に紛れた。さすがに見つけられないと思ったんだろうな。
「私が見つけられないと思ったか!?発動『千里眼』!」
エディクはこちらを見ずにずっと逃げ続けている。
「体術は私のほうが上だ!」
全力で地を蹴る。すぐにエディクに追いつき、後ろから抱きつく。
『ドゴン!』
エディクが転び、私がその上に倒れる。
「…捕まえたぞエディク!」
「お前…能力使うのは卑怯だろ!」
「そんなこと知らん!逃げた理由を言え!」
―――黒雷・炎―――
「黒雷…ありがとな。着物貸してくれて。」
炎が長い袖を振り回しながら言う。
「…別にいいよ。炎の可愛い姿も見れたしね。」
「エヘヘ……。」
炎はものすごい笑顔で頭をかきながら笑う。……可愛い。
(黒雷…何考えてるんだろう…?さっきからずっとこっち見てるけど…。…私のことだったらいいなぁ…。)
―――神風・水―――
「神風、いい加減離れてください。」
「ヤダ。可愛いもん。」
水が顔を赤くしてそっぽを向く。……なんでこんなに可愛いんだろう。水が上目遣いでこちらを見てくる。
「…神風、離してください……。」
「……もっとヤダ。」
俺は水にさらに力を込めて抱きつく。…痛くないように優しく…。
『ドックン、ドックン…』
(近い――――――!!!心臓の音聞こえちゃうかもしれない!!!)
神風と目が合う。恥ずかしすぎて視線を逸らしてしまう。神風が少し申し訳なさそうに言う。
「…俺のこと…嫌い?」
少し神風の抱きついている力が弱まり、多少は動けるようになった。今度は目を逸らさずに神風の目を見て言う。
「嫌いじゃ…ない…です……。」
―――ライト・他2名―――
「…お2人ともお酒弱いんですね。」
酔っ払って机に突っ伏している蜘蛛と武蔵に言う。2人から返事は返ってこない。眠ってしまったようだ。2人の肩に小さめの毛布をかけ、1人呟く。
「さてと…6人の邪魔にならないように寝ますかね…。」
「寝るのか?」
「…えっ?」
突然後ろから声がする。誰かと思って振り返ってみるとジョーカーだった。僕はすぐに臨戦態勢に入り、ジョーカーに尋ねる。
「何しに来たんですか?ここはあなたの来る場所じゃありませんよ。」
「別にいいじゃん。今日は遊びに来たんだよね。」
「…は?」
「だから遊びに来たの。それに私はダーク以外の人を殺す気はもう無いから。」
「…本当ですか?」
「たくさんの人を殺してたのはダークの命令だったから。だいたい『契約』されてたからね。それでも犯した罪はかなり重いけど…。」
(この人も水と同じように…。)
「それなら……あなたのことをもっとよく教えてください。それで納得ができれば普通に接しますから。」
「……あんたやっぱり面白いね。」
ジョーカーはこれまでダークにされてきたことを1つずつ僕に話してくれた…。
お読みいただきありがとうございました!
終わり方が中途半端ですが、次回でしっかりとまとめていきたいと思います。今回は「着物」の中編です。次回は後編となりますのでどうかお読みください!
真叉風巳




