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P-X  作者: 真叉風巳
第3章「エース」
75/100

第3話「着物前編」

 お読みいただきありがとうございます!

 「THE ULTIMATE」ほうもどうかご覧ください。

 それではどうぞお読みください!

 食べ終わり、一息ついた俺に神風が話しかけてくる。


「ライト、さっき何話してたんだ?」


「…えっと、ポセイドンの異界に入るメンバーを決めてたんだ。」


「俺入ってる?」


「うん。すいも一緒に。…僕と黒雷とえんは行かないよ。」


「そっか…。今度は俺が守らなくちゃな。」


「…あ、こんなところにいた。」


 黒雷が僕たちの後ろから声をかけてくる。振り返ってみると黒雷の他に蜘蛛と武蔵がいた。


「どうしたんだ黒雷?」


「…さっき、NO.1が日本の『着物』を着たいって言い出して…。すいえんも着たいって言ってたから貸してあげたら『P-X』のみんな連れて来いって言われて…。」


「じゃあ僕はエディクさん連れてくるね。どこに行けばいいの?」


「…えっと、1-23だって。」


「分かった。」


 神風は黒雷と一緒に先に行くらしい。僕はエディクさんを探して1-23に向かう。


「呼んできたよ。」


「何だよ?俺はエースを探さないといけないんだが…。」


「私はここにいるぞ?」


 エースさんがドアを開けて出てくる。髪はいつもと違って上でしっかりと結わえられていた。服装は白地に黒の花を散らした様な着物を着ていた。


「……………。」


 エディクさんはエースさんを見たまま固まっている。


「…?…何だエディク?言いたいことがあるなら言え。」


「な…なんもねぇよ!」


 エディクさんは突然怒り、僕たちに背を向けて行ってしまった。


「なになに~?どうしたの~?」


 えんがエースさんの後ろから顔を出す。えんは長い髪を一切束ねず、前だけヘアピンで留めている。服装は黒地に赤い炎が燃え上がっているような着物を着ていた。えんにぴったりだ。


「…えん似合いすぎでしょ。」


 黒雷がえんに声をかけ、そのまま楽しそうに話す。エースさんはエディクさんを追いかけていったようだ。


「…あれ?すいは?」


「ここ……です。」


 すいが顔を真っ赤にして出てくる。すいは髪をツインテールに束ねている。服装は青地に白で川のような模様を刺繍した着物だった。


すい……カワイー!」


 神風が突然すいに抱きつき、すいが困惑した表情を浮かべる。


「すいません、離れてください~。」


「ヤダー。」


 蜘蛛と武蔵が僕の肩に手を置き、言う。


「「今日は一緒に飲みに行きましょう…。」」


 大人2人の誘いに乗らないわけにもいかず、しかたなく3人で厨房に行っていろいろ話すことにした…。

 お読みいただきありがとうございました!

 今回の話は番外編として出すつもりだったのですが本編で載せたくなったので、かなりふざけた内容でしたがいかがでしょうか?

 戦いばかりで疲れているメンバーたちの一時の安らぎとでも思ってください。

 それでは次回もまたお読みください!

                                 真叉風巳

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