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P-X  作者: 真叉風巳
第2幕第1章「異界の中」
66/100

第6話「脱出」

 お読みいただきありがとうございます!

 夏休みなので時間があり、すでに「THE ULTIMATE」をUPしています。よければそちらもお読みください。

 …それではどうぞお読みください!

―――ダーク・異界と地上の狭間―――


(やはり…『だんかいつめ』はかなりの体力を消耗するな…。一週間ほど使えそうに無いな…。)


 そう思いながら俺は地上を目指した。流れに身を任せ、地上へ向かって進んで行く。ひどい疲れがどっと俺を襲う。『天穿ツ弓矢』の後に『断界の爪』を放ったからだろう。妙な嗚咽感に襲われ、吐いてしまう。赤い…そして黒い血だった。能力が俺の体を蝕んでいる。このままでは数日も耐え切れそうにない。


「まだだ…。俺は“長”を…。」


 …意識が遠のく……。その時俺の頭の中で1人の女の顔がよぎった。


(…リヒト……)




―――ライト・地上―――


『スタッ!』


 ダークの作った異界の切れ間から僕たちが出てくる。エースさんが迎えてくれる。


「エースさん!…よかった。」

 

「…ライト…話がある。」


 エースさんが少し暗い表情で語る。


「私とエディクはさっきダークの手下たちに襲われていた。そこを…デーモンとジョーカーに助けられた。」


「「「えっ!?」」」


 えんすいも驚いてエースさんに聞き返していた。…なぜ助けたのだろう……。疑問が残るがエースさんが続けて言う。


「そして…『ポセイドンの異界に来るな。』…と言って去っていった。」


「どういうことですか?」


「あの二人はダークを恨んでいた。…私が心を読んだから間違いはない。そして、ポセイドンの異界でダークを討つ。だからポセイドンの異界には来るな。…ということだ。」


「…ライト?」


 えんが心配そうに僕を見つめてくれる。僕は頷いてエースさんに言う。


「…行きますよ。たとえ誰に止められようと…。アレクサンドルさんを殺したのは…あいつですから…。」


 涙が目に溜まる。視界がぼやけ、下を向く。エースさんが僕の肩に手を置く。


「…そう言うと思っていたぞライト。…今度は私とライト、そしてすいでダークに立ち向かおう。」


「「はい!」」


 僕とすいはすぐに返事をし、その後中であったことをエースさんに伝えた。エースさんがガイアの力が奪られたことをひどく悔やんでいたが、何かを思いついたようで考え込んでいた。


 僕たちはその間にエディクさんの看病をする。そしてエディクさんが起きたのは日の落ちかけた夕方だった。


「ライト、すまんが変成で寝るところを出してくれ。」


 エースさんに言われ、『P-X』の瓦礫でなんとか雨や風をしのげる小さな小屋を変成した。食べるものなども変成し、えんすいがそれを料理して食べた。僕やえんすいは疲れがひどく、すぐに眠ってしまった…。




―――エース・小屋の外―――


(何故だ?ダークが出てこない…。)


 そのことを疑問に思って夜中にみんなを置いて出てきた。異界の切れ間はまだあり、その先は暗闇が永遠に続いているようだった。


(見てみるか…『千里眼』!)


 目を閉じて『千里眼』を発動する。切れ間の中を見る。


(何!?ガイアは死んだのではなかったのか!?)


 切れ間から黒い女が現れた。女はそれほど大きくはないが体から放たれる殺気は常人であれば気絶するほどだろう。


『グオオォォォォォ!!』


 女の叫びは周囲の暗闇に広がった。


                      第2幕第1章完

 お読みいただきありがとうございました!

 暇があれば夏休み中は1日に同時UPをしていきたいと思っています。

 それでは謝辞を。お誘いしてくださった夢世 瑠璃花さま、いつも応援してくださっている碧莞さま、輪昌さま、お読みしてくださっている皆様、どうもありがとうございます!これからもよろしくお願いします!

                                 真叉風巳

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