第2話「異界」
お読みいただきありがとうございます!
今回は異界の中からお送りしたいと思います。
それではどうぞお読みください!
―――ガイアの異界―――
『ドスン!』
僕の背中が地面にぶつかる。芝生があるようであまり痛くは無い。しかし、安堵の息を漏らした僕の上に2つの影が映る。
『ドスン、ドスン!』
「グハッ!」
「…もー、炎早くどいてください。」
「分かってるよ、水。…はい、これでいいでしょ?」
炎が僕の上に乗った水の上から降りる。
「…水降りてくれ……。」
僕の小さな声が水にやっと届く。
「えっ?ライト!?ごめんなさい!」
水が僕の上から飛び退く。何とか起き上がった僕に炎が声をかける。
「ライト、ダークがいる。」
これまで聞いたことが無いほど落ち着いた声を炎が言い、とても驚いてしまった。炎の向いている方角を見ると芝生の上にダークが1人たたずんでいた。ダークがこちらを向いて話しかけてくる。
「なんだ、お前たちだけか?…つまらんな。」
ダークはそれだけ言うと、奥に向かって突き進んでいった。ダークのいった方向を見続けている炎と水に僕が尋ねる。
「…何で入ろうとしたの?」
2人が突然振り返り、炎が僕に言う。
「だってさー、エディクのバカは戦えそうになかったし、エースさんもあのままじゃ入らないって言ってただろうし、だったら私たちとライトがダークを倒しに行くしか無いでしょ?」
さすがに笑顔で言われてしまっては返す言葉が無い。仕方なく僕は炎と水に言い分に納得し、ダークの行った方向に向けて歩いていく。
…5分ほど歩くと芝生が途絶え、森が目の前に広がる。
「広いですね。まるで『P-X』を囲んでいた林みたいですね。」
水が1人で呟く。確かに『P-X』へ向かう林のようだ。あの時走って『P-X』へ向かったことが思い出される。そのときのことを炎と水に話しながら進んでいく。
…でも、あの時はもう戻らない。アレクサンドルさんはいなくなり、『P-X』も無い。同級生の仲間たちも皆死んでいった。炎と水はそれを思い出した僕を慰めてくれた。
…さらに歩いていくと今度は霧がたちこめだす。炎や水と離れないように手を繋いで進んでいく。
今度は別の景色が写る。先ほどまで森の中だったが壁に囲まれた何かが見えた。
「これは…!?」
…『P-X』だ。
お読みいただきありがとうございました!
明日は出来れば「THE ULTIMATE」をUPするのでそちらをお読みください!
それでは次回もまたお読みください!
真叉風巳




