第3話「水の思い」
お読みいただきありがとうございます!
前回では水がダークに操られてしまいました。
今回ではどのような話になっていくのでしょうか?
それでは楽しんでお読みください!
水が手に水を集める。
「避けてください!」
水が叫び僕とエディクさんに水を飛ばす。僕は火で水を蒸発させた。まだダークにやられた傷が痛んでいるが何とか立ち上がる。エディクさんは結界で防いだようだ。水は攻撃の手を緩めずに今度は氷でできた槍で僕を攻め立てる。僕は土でできた槍で攻撃をいなしていく。ダークが椅子の上で言う。
「…おいおい。本気にならねぇとやられちまうぜ…『息子』よ。」
僕はダークを睨みつける。水の攻撃を受けながらダークのほうを向いて答える。
「ふざけるな。お前は僕の母親を殺したんだろう?他の大人は気付いていませんでしたが僕は分かっていましたよ。」
「白けるねえ。…つまんねぇな。おい、『そっちのでかいのを先に殺せ』。」
「ダーク!あなた、ふざけないでください!」
水がそう叫びながらもエディクさんに走って行く。エディクさんはまだ立ち上がれていない。エディクさんの前に行こうとするが、それより先に水の氷の刃が伸びていく。
「くそっ!とどかない!」
僕の土の刃は空を切り、氷の刃がさらに伸びていく。エディクさんは結界を張るがダークとの戦いで疲れているのか簡単に破られる。
「エディクさん―――――!!!」
『バリィン!!』
氷の刃が折れる。僕は何がおきたか理解できなかった。エディクさんの前に1人の人が降り立つ。
「お前は…?」
エディクさんが降り立ったものに尋ねる。そいつはフードで顔を隠していて誰か分からない。
「残念。ダークにかわされちゃった☆」
フードを脱いだ。赤。いや、赤い髪が目に映る。
「「炎!」」
炎は何気ないそぶりで答える。
「は~い。それで、これは何事?」
「逃げて!炎!」
水が炎に氷の槍で攻撃する。炎は寸前でかわし、叫ぶ。
「っとぉ!危な!何すんだよ水!」
水はさらに追撃する。炎はかわしているが水の剣戟はどんどん鋭くなっていく。
「あれ?お前まさかそいつの姉か?」
ダークが瓦礫の山からでてきて尋ねる。
「だったら何だ!?まさかお前が水を操ってるのか!?」
炎の質問にダークが答える。
「残念だが違う。そこの嬢ちゃんを動かしてるのは……」
「待って!言わないでください!」
水が突然あわてだす。ダークのほうを向いているが炎への追撃は止まらない。
「…その子のお前に対する……」
「やめて!」
「…嫉妬だよ。」
「何?そんなことないよ。なあ……水?」
水の動きが止まる。攻撃を受けていた炎は急に動きが止まったので驚いている。
「あれ?……さらに契約が強まっている。よし、『そこの三人を殺せ』。」
「あああぁぁぁぁぁ!!!!……」
水が頭を押さえて叫ぶ。そして、腕をダランと下ろしてまた動きが止まる。腕の中には小さな光が見える。
「逃げろ!」
エディクさんが叫んだがもう既に遅かった。
『ドオオオオォォォォ!!!』
水が地面の下から吹き出る。僕と、炎、そしてエディクさんが水に浸かる。炎が炎で水を蒸発させようとするが水にぬれて火をつけることもできていない。水が渦を巻き始める。その中で、水の思いが頭の中に入り込んでくる。
『…みんないつも炎を見ていた。炎の妹、炎の姉妹、炎にははできたのに……なんで皆私を見てくれないの!?たった数秒お母さんのお腹から出るのが遅かっただけで……私は…私はずっと炎の後ろにいなくちゃいけないの!?そうなると…“長”が決めたの!?…それなら私は“長”を恨む!』
水の思いが止まる。何がおきたのだろうかと目を開けた。外には……神風と黒雷がいた。
お読みいただきありがとうございます!
今回はいかがでしたか?なかなかまとまらず、かなり長く打ち込んでいました。
次回ではどのようなバトルにするのか?それは考えていません…。
しかし、これからもがんばっていきますのでこれからもよろしくお願いします!
真叉風巳




