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P-X  作者: 真叉風巳
第8章「P-Xでの戦い」
45/100

第3話「水の思い」

 お読みいただきありがとうございます!

 前回ではすいがダークに操られてしまいました。

 今回ではどのような話になっていくのでしょうか?

 それでは楽しんでお読みください!

 すいが手にみずを集める。


「避けてください!」


 すいが叫び僕とエディクさんにみずを飛ばす。僕は火で水を蒸発させた。まだダークにやられた傷が痛んでいるが何とか立ち上がる。エディクさんは結界で防いだようだ。すいは攻撃の手を緩めずに今度は氷でできた槍で僕を攻め立てる。僕は土でできた槍で攻撃をいなしていく。ダークが椅子の上で言う。


「…おいおい。本気にならねぇとやられちまうぜ…『息子』よ。」


 僕はダークを睨みつける。すいの攻撃を受けながらダークのほうを向いて答える。


「ふざけるな。お前は僕の母親を殺したんだろう?他の大人は気付いていませんでしたが僕は分かっていましたよ。」


「白けるねえ。…つまんねぇな。おい、『そっちのでかいのを先に殺せ』。」


「ダーク!あなた、ふざけないでください!」


 すいがそう叫びながらもエディクさんに走って行く。エディクさんはまだ立ち上がれていない。エディクさんの前に行こうとするが、それより先にすいの氷の刃が伸びていく。


「くそっ!とどかない!」


 僕の土の刃は空を切り、氷の刃がさらに伸びていく。エディクさんは結界を張るがダークとの戦いで疲れているのか簡単に破られる。


「エディクさん―――――!!!」


『バリィン!!』


 氷の刃が折れる。僕は何がおきたか理解できなかった。エディクさんの前に1人の人が降り立つ。


「お前は…?」


 エディクさんが降り立ったものに尋ねる。そいつはフードで顔を隠していて誰か分からない。


「残念。ダークにかわされちゃった☆」


 フードを脱いだ。赤。いや、赤い髪が目に映る。


「「えん!」」


 えんは何気ないそぶりで答える。


「は~い。それで、これは何事?」


「逃げて!えん!」


 すいえんに氷の槍で攻撃する。えんは寸前でかわし、叫ぶ。


「っとぉ!危な!何すんだよすい!」


 すいはさらに追撃する。えんはかわしているがすいの剣戟はどんどん鋭くなっていく。


「あれ?お前まさかそいつの姉か?」


 ダークが瓦礫の山からでてきて尋ねる。


「だったら何だ!?まさかお前がすいを操ってるのか!?」


 えんの質問にダークが答える。


「残念だが違う。そこの嬢ちゃんを動かしてるのは……」


「待って!言わないでください!」


 すいが突然あわてだす。ダークのほうを向いているがえんへの追撃は止まらない。


「…その子のお前に対する……」


「やめて!」


「…嫉妬だよ。」


「何?そんなことないよ。なあ……すい?」


 すいの動きが止まる。攻撃を受けていたえんは急に動きが止まったので驚いている。


「あれ?……さらに契約コントラクトが強まっている。よし、『そこの三人を殺せ』。」


「あああぁぁぁぁぁ!!!!……」


 すいが頭を押さえて叫ぶ。そして、腕をダランと下ろしてまた動きが止まる。腕の中には小さな光が見える。


「逃げろ!」


 エディクさんが叫んだがもう既に遅かった。


『ドオオオオォォォォ!!!』


 みずが地面の下から吹き出る。僕と、えん、そしてエディクさんがみずに浸かる。えんほのおみずを蒸発させようとするがみずにぬれて火をつけることもできていない。みずが渦を巻き始める。その中で、すいの思いが頭の中に入り込んでくる。


『…みんないつもえんを見ていた。えんの妹、えんの姉妹、えんにははできたのに……なんで皆私を見てくれないの!?たった数秒お母さんのお腹から出るのが遅かっただけで……私は…私はずっとえんの後ろにいなくちゃいけないの!?そうなると…“長”が決めたの!?…それなら私は“長”を恨む!』


 すいの思いが止まる。何がおきたのだろうかと目を開けた。外には……神風と黒雷がいた。

 お読みいただきありがとうございます!

 今回はいかがでしたか?なかなかまとまらず、かなり長く打ち込んでいました。

 次回ではどのようなバトルにするのか?それは考えていません…。

 しかし、これからもがんばっていきますのでこれからもよろしくお願いします!

                                 真叉風巳

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