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P-X  作者: 真叉風巳
第7章「アレクサンドル」
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第5話「悪魔の能力」

 お読みいただきありがとうございます!

 前回で第40部作だったことに昨日気がついた真叉風巳です。本当にここまで続けてこられたのも、お読みしてくださっている皆様のおかげです。

 それでは第7章第5話「悪魔の能力ちから」どうぞお読みください!

 走りながら先ほど手放した刀を手に取る。悪魔が目前に迫り、鋏が僕の目に向かって突き出される。僕は首をひねり、走りながらかわす。


「甘いな。」


 悪魔がそう言うと突然鋏が斧に変化し、僕に向かって振り下ろされる。驚きながらも体をのけぞらす。斧は地面に深くめりこむ。しかし、そこに深く踏み込んでいた悪魔のもう片方の腕にある鎌が僕に振り下ろされる。


『ガキィン!』


 僕は刀で鎌を受け止める。火花が飛び散り、悪魔が笑う。


「その程度で精一杯かよ。」


「・・・!」


 そう言うと悪魔は斧を鋏に変えて鋏で僕を狙ってくる。避けようとするものの鎌を受け止めているためにかわせない。


「終わりだ!」


 悪魔が叫び、鋏が目の前に迫る。


『スカッ!』


 悪魔の鋏は空を切り、鎌にかかっていた刀の重みも消える。


(どこにいった……?)


「ここですよ。」


 悪魔はすぐにそのことに気がつき、振り返るが……遅かった。


『ザシュ!』


 刀は深々と悪魔の胸に刺さる。悪魔はかろうじて意識は保っているものの、もはやすでに虫の息となっていた。


「……『テレポート』か…。だが忘れてねーか?」


 悪魔がまた笑みを浮かべ、両手から武器を離して左手で刀を掴む。


「俺は不死身だぜ。…こんな攻撃が効くとでも!?」


 声に生気がこもり、悪魔が刀を掴む腕に力を込める。手から赤い血が流れる。僕はまったく表情を変えずに答える。


「知っていますよ、そんなこと。」


「じゃあ何故無駄なことをする?」


 悪魔が右の腕から鎌を取り出して言う。僕は刀を持っていないほうの腕で鎌を押さえつけて答える。


「あなたは、他人の“黒くなった魂”を奪うことで寿命が延ばせるんでしょう?

 ……だったら“黒の魂”を浄化すればあなたは生き返れない。」


「気付いていたか……。だが、もう遅い!」


 悪魔はあの時と同じ黒い腕を僕のまわりに出す。僕は落ち着いたまま呪文を唱える。


「…怨念、恨みに満ちた黒き魂よ……“長”の御許に還れ!LV.5(レベルファイブ)!」


『パァン!』


 『マナ』が再び僕を包む。そして、少しずつ悪魔の体内に流れ込んでいく。周りにあった黒い腕はすでに消え去っていた。


「ぐあぁぁぁぁ!!!」


 悪魔の悲鳴が辺りに響き渡り、悪魔が倒れる。鎌は、葬儀屋アンダーテイカーになったがそのまま倒れこむ。僕は悪魔のマントから、あの時悪魔の使った小瓶を中から取り出しふたを開ける。


『キュポン』


 瓶が空き、葬儀屋アンダーテイカーのほうを見る。


「……あれ、ライ…ト。」


「アレクサンドルさん!」


「……ここは?」


「ムー大陸です。今……悪魔を倒しました。」


「倒されてなんか……ねぇよ。」


 悪魔が目を見開き、小さな声で言う。


『ドゴォン!』

 

 黒い腕が僕をあの大きな木に向かって殴り飛ばした。僕は背中を思い切り木にぶつけてしまい、倒れる。悪魔は起き上がって、少しずつアレクサンドルさんに近づいていた。

 お読みいただきありがとうございました!

 今回はいかがでしたか?激熱化していく戦闘の中で、形勢が逆転かと思いきや、不利になる……そのようなハラハラするバトルにさせていただきました。

 また、見ずらいという苦情を直に言われてしまい……スペースをとるようにいたしました。

 次回ではついに、ついに、ついに!この前哨戦の決着をつけさせていただきたいと思います!

 それでは次回もお読みください!

                                 真叉風巳

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